他人を下げる
世の中には、自分の自信やプライド、存在価値や存在意義を保つために“他人を下げる”ことをする人がいます。
(他人を下げるとは、他人をバカにしたり、見下したり、軽視することです。)
コレが良い悪いという話は置いといて、この“他人を下げる”行為について今日は考えてみました。
僕は“他人を下げる”ことは、人間の“自己防衛本能”の一種だと思っています。
人間はとても繊細な生き物ですからね。
特に、自信やプライドは傷つきやすく壊れやすいものですから、皆、それを必死に守ろうとします。
(ただし、本物の自信やプライドは簡単には傷つきませんし、壊れません。)
また、存在価値や存在意義は人によって違い、何が正解という明確な“答え”がなく、自分を保つのには自分自身の強い意志や独自の価値観が必要となります。
でも、強い意志や独自の価値観なんて、そう簡単に得れるものではありません。
だから、“他人を下げる”んです。
だから、自分が傷つかないように、また自分を保つために“他人を下げる”んですよ。
自分を守るために、自分より劣っている人間を非難して、『自分は普通だ』『自分は正しい』と“安心”しようとする。。。
コレは一番ラクで、一番手っ取り早い“自分を保つ方法”ですからね。
自分を保つ(守る)ために、知らず知らずにやっている人も多いんですよ。
僕は、そういう人は“他人を下げる”ことでしか自分を保てない、とてもデリケートな人間なんだと思っています。
つまりは“弱い人間”だということです。
僕はそういう人にバカにされたり、見下されたり、軽視されたりしても、一時は怒りを感じたとしても、すぐに忘れるようにしています。
なぜなら、『弱い(デリケート)から、そうすることしかできないんだろうな』と思うからです。
こういってはなんですが、自分に自信やプライドを持っている人間や自分の存在価値や存在意義を見いだしている人間は、他人に対してとやかく言いません。
他人をバカにすることも、見下したり、軽視することもしません。
コンプレックスの塊で、かつ、そのコンプレックスと向き合うことができない人間が“他人を下げる”ことをするんですよ。
それがわかっていると、そういう人にむやみに振り回されないですし、相手にするまでもないと思えるはずです。
また自分が“他人を下げる”行為をしている場合に、『自分のコンプレックスが刺激されてるんだな。自分のコンプレックスと向き合わなければいけないな。』って思えるはずです。
僕はそうやって、他人の弱さ(コンプレックス)と自分の弱さと向き合うようにしています。
人は弱い生き物ですからね。
(もちろん僕も例外ではありません。)
ついつい“他人を下げる”ことをしてしまいがちです。
でも、それでも、ちゃんと向き合うようにしていると、少しずつ“自分を保つ”ことができるようになり、ブレない心が築き上げてきて、次第に“他人を下げる”ことをしなくなります。
“他人を下げる”ことで自分を守ったり保ったりするのではなく、他人を下げなくても自分を守ったり保ったりしたいですよね。
さぁ、頑張りましょう!(´∀`●)
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