思い込みを乗り越える
人は同じパターンの経験を繰り返すと「こうすると、こうなる」という思い込みを抱いてしまいます。
たとえば「信じた人に裏切られる」という経験を繰り返すと「自分は裏切られる運命なんだ」とか「人は結局いつか裏切るもの」と思い込むわけです。
もちろん、思い込みには個人差がありますし、思い込みはネガティブなものだけでなくポジティブなものもあります。
僕が最近(副業で)見聞きしたポジティブな思い込みは、コロナ禍で散々飲み歩いてるけれど全然コロナにかからないのは「(見えない存在に)守られているから」とか「自分は幸運だから」というものです。
(それを聞いて「やなフラーや!(意味:このアホが!)」と僕は思いましたけどね。笑)
思い込みはポジティブであろうが、ネガティブであろうが「根拠」や「理論」がありません。
あくまで自分の「経験論」であり「観念的」なのです。
だから、万人に当てはまるものでもなければ「こうすると、こうなる」という法則が成り立つわけでもないのです。
では、なぜ思い込みが生まれるほど、同じパターンの経験が繰り返されるのでしょうか?
答えは簡単。
それが、その人の「カルマ」だからです。
特にネガティブな思い込みは「カルマ」であるケースがほとんどです。
「カルマ」というのは解消するまで何度でも繰り返しますから、乗り越えなければ何年も何十年も、来世までも続いてしまいます。
だから、「どうせ私は…」とネガティブな思い込みを抱いて、自分を変えようとせずに生きてしまえば思い込み通りの人生になってしまうのです。
(とはいえ、ポジティブな思い込みをしていれば幸せになれるというものではありませんし、ポジティブな思い込みが「カルマ」かどうかは微妙なところですね。)
思い込みは誰の中にもあります。
だから、皆さんが幸せになりたいのなら、自分の中にある思い込みに気づいてください。
そして、その思い込みの陰に隠れている自分の「カルマ」に気づき、乗り越えるようにしてください。
まずは自分の思い込みに気づくこと。
それが大切なのです。
P.S.「どうせ私は幸せになれない…」と思い込んでしまう人は、そう思い込むほど辛い経験や苦しい経験が重なっていたり、波乱万丈な人生であることが多いですが、霊的に見れば「前世で多くの罪を犯した」からではなく「霊性向上に熱心な魂」であり「霊界から愛されている(=霊的な加護が強い)」だけなのです。
Good night